exlar's IT note

ITやスマートデバイスを中心とした趣味情報の寄せ集め

iPhone売却や他人へ譲る時は確実に実施したい初期化作業(調査結果のまとめ)

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個人情報を削除せずに売却すると非常に面倒くさいかつ気分の悪いことになるので、ここは徹底して実施しておきたい。この手の情報はWebで簡単に入手できるが、確実に消したいのでいくつかのページを確認して情報を整理したいと思った。

結果として、本文末尾の参考情報にある通り対処すればよいことになるのだが、補足も兼ねて以下に整理する。

今回の対象端末

iPhone5(iOS7.x)を売却するための調査をした。iOS7ではiCloudからのデバイス情報削除も同時に実施してくれる(? *1)ので、ネットワークに接続した状態で実施したい。

*1) 正確iOS7未満のことを調べたわけではないのだが、公式に以下の記載があるのでiOS7では多少異なると見てよいと思われる。

iOS 7 搭載のデバイスで「iPhone を探す」がオンになっている場合は、Apple ID とパスワードの入力が必要になります。パスワードを入力するとデバイスが消去されると同時にアカウントから削除され、新しい持ち主がそのデバイスをアクティベートできるようになります。

余談になるが、iOS6.xの方が高価に買い取られているケースもあるため、せっかく売りに出すから最新化しておこうとは思わずに現在のバージョンを保持することが好ましいと思われる。iOSの最新化は非常に簡単だが、特定の旧バージョンに戻すことは通常操作では不可能である為だ。

デバイス売却前提条件の確認

  1. 分割払いの場合、端末の支払いが完了しているか
  2. 端末にネットワーク制限がかかっていないか

データ消去

iPhoneはバックアップがとても楽なのでリセット作業も非常に単純。

  1. 個人情報の削除
  2. iCloudからデバイスが削除されていることの確認

※ 本記事は、iPhoneのバックアップ等の基本操作知識を有している方を対象とした内容です。バックアップ方法はApple公式サイトを見るなどして対応してください。

(1) 個人情報の削除

iOS デバイスのデータを保護し、デバイスを出荷時の状態に戻すには、以下の手順を行います。

  1. デバイスをバックアップする
  2. 情報を消去する
    • 「設定」>「一般」>「リセット」の順にタップし、「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
    • これによってデバイスのデータが完全に消去され、iCloud、iMessage、FaceTime、Game Center、その他のサービスがオフになる
    • iOS 7 搭載のデバイスで「iPhone を探す」がオンになっている場合は、Apple ID とパスワードの入力が必要になる *2)。パスワードを入力するとデバイスが消去されると同時にアカウントから削除され、新しい持ち主がそのデバイスをアクティベートできるようになる。
    • パスワード入力後、ネットワーク越しにiCloudデバイスを削除しに走るようだ。その根拠に、Wi-FiをOFFにした状態でリセットを実施したところ、Apple ID入力後にエラーが発生した *3)。

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*2) 左:リセット選択後にApple IDの入力を求められる
*3) 右:Apple IDの入力後、Wi-FiがOFFにの場合は削除に失敗する

重要:iCloud からサインアウトする前のデータ削除

iCloud アカウントにサインインしている状態で iCloud のデータ (連絡先、カレンダー、リマインダー、書類、フォトストリームなど) を 手動で削除 してしまうと、iCloud サーバやすべての iCloud デバイスからもコンテンツが削除されてしまう。

(2) iCloudからデバイスが削除されていることを確認する

  1. https://icloud.com/find にサインインして「すべてのデバイス」を選択、一覧を表示する
  2. 今回削除したデバイス名のiPhoneが一覧から消えていることを確認する
    • 削除前後の比較をより確実にする為に、リセット前は一覧にあったことを確認しておくと尚良い

参考記事

  1. iPhone、iPad、iPod touch を売却または譲渡する前に
  2. iOS搭載機種 買取についての注意事項 | sofmap.com